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【WordPress】WordCamp Kyoto 2017に行ってみた話
2017.07.02
WordCamp Kyoto 2017
WordCamp(ワードキャンプ)とは世界で圧倒的なシェアを誇るCMS、WordPress(ワードプレス)のイベント。
各地域のコミュニティの運営で毎年世界各国で開催、WordPressに関連する様々な研究発表や情報交換がされていますが、日本では東京と関西で年1回ずつ開催されています。
今回のWordCamp Kyoto 2017は先月6月24・25日に京都大学で行われました。
初日がセッションデイ、2日目がコントリビューターデイと形式を変えての開催でしたが、私は24日のセッションデイに参加してきました!
実ははじめてのWordCamp参加
WordPress自体も初心者ですが、セッションデイならお話を聞くだけだし~と気軽な気持ちで一人参加して参りました。
ずっと関西に住んでいますが京都大学に行くのも初めてで、ちょっとした遠足気分です。わくわく。
で、何年ぶりかの京阪電車に乗って出町柳駅に到着したのが開場の40分前くらい(公式サイトの案内ではここから徒歩30分)。
これは私には珍しく10分前行動達成の予感がしましたが、駅を出るとき賢そうな大学生風のお兄さんをとりあえず尾けていったのが間違いでした。
真逆方向に10分くらい歩いたところで間違いに気づく私。
私と同じで極度の方向音痴のAndroid(5年愛用)にも騙されていたみたいです。
ちょっと気軽すぎたもよう…と反省しながら黙々と引き返し、到着したのが開場ちょうどのタイミングでした。思ったよりはやい。
…そして思ったより参加者が少ない。
どうやら皆さんもう少し後からいらっしゃる模様です。
結構カジュアルな感じなんですね~やっぱり気軽に来て正解なようです。
実行委員長の挨拶の後、セッション開始!
2~40分程度の発表を3つの教室で同時進行、休憩を挟みつつ行われていました。
どれも興味深く、どのセッションを選ぶべきか悩む…。
セッションの内容は多岐にわたり、開発者だけでなくデザイナーやディレクター、ブロガー向けの内容もあり。
参加者もエンジニア、デザイナー、ディレクターと様々な職種の方がいらっしゃいました。
次期エディタ「Gutenberg(グーテンベルグ)」
で、デザイナー/コーダーとして私が一番気になったのはWordPressの次期エディタで現在開発中の「Gutenberg(グーテンベルグ)」のお話!
現在ベータ版がプラグインとして公開されていますが、今回のセッションでデモを拝見しました。
正直ちょっと初心者にはとっつきにくい現在のWordPressの投稿&ページ作成エディタですが、
Gutenbergは直感的にもわかりやすそう。一見してこれまでよりずっとモダンな印象にアップデートされています。
ボタンなどが作成できるウィジェットも追加して、これまでよりずっと自由&簡単にリッチコンテンツを追加できるようになっていました。
WordPress 4.8ではIE8・9・10のサポートが終了
実務的なところでは先日リリースされたWordPress 4.8の変更点についての説明。
特に気になった点はMicrosoftがクライアント向けWindowsでのInternet Explorer 8・9・10 のサポートを終了したことをうけて、
WordPressでもInternet Explorer 8・9・10のサポートを終了したこと。
今後、WordPressの新しい機能は、これらのバージョンのIEでの動作確認が行われなくなったということになります。
これらのバージョンのIEに対応が必要な案件は要注意ですね。
Internet Explorer 8・9・10への対応については、弊社のコーディングパックでも標準対応が終了します(詳細については別途お知らせいたします)が、WordPressが対応を終了したことで、今後ますます縮小傾向になるのではないでしょうか。
今後のWordPressとWP REST API
その他、印象的だったのはWP REST APIについてのお話。多くのセッションで取り上げられていました。
WordPress 4.7から標準で有効になったWP REST APIですが、活用すればWordPressで投稿した情報がさまざまな場所、形で利用できるようになったり、WordPressと連携したアプリを開発したりと、多くの展開が見込まれます。
今回のWordCampではWP REST APIの詳細な活用方法やメリット、SEOに関しての注意点など、活発に情報がやりとりされていて、今後の期待の高さが伺えました!
WordPress以外にも、今まで知らなかったブラウザの便利な拡張機能やツールを知ったりと、とても有意義な1日になりました。
事前申し込みさえすれば誰でも参加できますので、興味をもたれた方はぜひ来年参加してみてください!