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アルムナイ(採用)で中小企業の人材不足を解決する!

2024.05.24

アルムナイってなに?

アルムナイとは、もともとは、大学の卒業生・同窓生を指す英単語です。大学や学生時代のサークルなどにOB・OG会や同窓生の会があると思いますが、それをイメージしてもらうとわかりやすりと思います。

その学校の卒業生というだけで、学校へのアクセス(たとえば、新卒採用の際に訪問するなど)がよくなったという経験はあるのではないでしょうか。

これの企業版がアルムナイコミュニティーを言うことになります。卒業生(退職者)のコミュニティーで、それを活用した採用の仕組みをアルムナイ採用と言います。

中小企業が直面する人材不足

日本の中小企業は、多くの場合、大企業と比べて限られたリソースで運営されています。そのため、人材の確保は常に大きな課題です。一方で、新卒生は大手思考が強かったり、また、キャリアプランの一部として最初の就職を考えていたりするので、安定的なリソース確保に苦労しているのではないでしょうか?

そのため、新卒採用も、キャリア採用も工夫して取り組んでいく必要があります。もしかすると、外部委託という形のパートナーシップという形で人材の確保をすることになるかもしれません。

そして、新卒採用にも、キャリア採用にも、パートナーシップにも、この「アルムナイコミュニティー」は力になってくれます。

退職者の再雇用について考察する

日本では、退職者を裏切り者のような扱いになる感じがあると思いますが、それは、どのようなところからそう思ってしまうのでしょうか?

大学の場合は、4年後には卒業します。なので、4年で卒業する分には裏切り者感は出てきませんよね。一方で、日本の企業は、終身雇用を前提に考えられてきたため、途中でやめた人は裏切り者感がでるのではないかと思います。定年退職した人達はOB・OG会がありますよね。途中で退職した人は入れないという感じです。

でも、一度入社した会社は、常に気になるものです。たまに検索してみたりします。当時辞めた理由がなにか?にもよりますが、もう一度、戻って働きたいなという風に思うこともあるのではないでしょうか?

最近では、介護などを理由に、やむを得ず辞めてしまったけど、会社自体は好きなので働けるようになれば働きたいと思ってくれる人もいると思います。そういう人は、理念や方針、やり方なども良くわかってくれているので即戦力になってくれます。(働きたい、働けるの図)

元社員が新しいスキルや経験を積んで戻ってくることで、会社の成長にも寄与します。また、元社員にとっても、以前働いた企業で再びキャリアを築くことは、安心感と共に新しい挑戦の場を提供します。

しかし、日本の企業では、裏切り者扱いですから、お互いにそれを受け入れづらくなっているのが現状です。その現状を見直すことが、アルムナイ採用の第一歩です。

これからのキャリアプランを考える

もうすでに、終身雇用の時代でないことは、会社側も雇われる側も認識してきているのではないでしょうか?もちろん、1社にずっと勤めるということも、キャリアプランですから、それを否定しているわけではありません。その会社に、昇れるキャリアマップがあったわけで、それは会社も個人も素晴らしいことです。

一方で、中小企業の場合は、そういうキャリアマップを構築できているところは少数ですし、それを実感した人は、キャリアアップのために転職をしていきます。また、前述のとおり、やむを得ず退職するひともいるわけです。

そういった意味で、アルムナイ採用は、企業にとっても元社員にとっても有益です。元社員が新しいスキルや経験を積んで戻ってくることで、会社の成長にも寄与します。また、元社員にとっても、以前働いた企業で再びキャリアを築くことは、安心感と共に新しい挑戦の場を提供します。

アルムナイで新卒採用・キャリア採用が変わる!

大学の入学案内などをイメージしてもらうとわかりやすいです。そこには、何が書いてあるか?というと、その学校で学べること、学ぶ環境、そして、「卒業生の進路」が書いてあります。

アルムナイコミュニティーは、その卒業生の集まりです。この人達のなかにイケてるキャリアを築いている人がいれば、まずは、この会社でキャリアをはじめてみようと思うのではないでしょうか?

また、アルムナイコミュニティーを築いていれば、以前、やむを得ない理由で退職した人が連絡してきやすくなるのではないでしょうか?

そして、独立起業したり、関係先で働いている人にパートナーシップのお願いをすることもできるのではないでしょうか?最近は副業ということも可能なので、そういう形での協力も得られるのではないでしょうか?

具体的な進め方

まずは、アルムナイコミュニティーの立ち上げです。その中で、会社の現状を発信していってみましょう。頻度は多く無くて大丈夫です。大学の同窓会をイメージしてください。年に1回の会報誌、食事会などで大丈夫です。その中で、お互い声を掛けやすい環境を提供することが大事です。

ITツールを使ってアルムナイコミュニティーの構築を支援させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

研究所所長

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