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中小企業版SBT認定取得サポートを開始しました。

2024.05.10

中小企業版SBT認定取得サポートをはじめました。

中小企業版SBTとは?

中小企業版SBT(Science Based Targets for Small and Medium-sized Enterprises、SMEs向け科学的根拠に基づく目標)は、気候変動に対する積極的な対策を科学的根拠に基づいて設定し、国際社会から認定を受けるための枠組みです。この取り組みは、パリ協定の目標、すなわち地球温暖化を産業革命前比で2度未満に抑え、1.5度への温暖化抑制を目指すことを支援するものです。中小企業がこのプログラムに参加することにより、排出削減目標を科学に基づいて設定し、それを国際的に認定してもらうことができます。

認定を取得するメリット

中小企業版SBTの認定を取得するメリットは多岐にわたります。まず、環境への配慮が評価されることによって、企業のブランド価値が向上します。また、投資家や顧客からの信頼を得られるようになることで、ビジネスの機会が拡大する可能性があります。さらに、効率的なエネルギー利用やリソースの最適化を通じてコスト削減が実現可能です。このように、環境意識の高いマーケットで競争力を持つための一歩となり得ます。

必要な作業

中小企業版SBTの認定を受けるためには、以下のような作業が必要です。

  1. 排出量の算出:まず初めに、自社の温室効果ガス排出量を正確に算出する必要があります。これには、直接排出(Scope 1)、間接排出(Scope 2)、そして場合によってはバリューチェーンを通じた排出(Scope 3)が含まれます。
  2. 目標設定:算出した排出量に基づいて、科学的根拠に基づく削減目標を設定します。この目標は、国際的な基準に沿っている必要があり、パリ協定の目標達成に貢献する形でなければなりません。
  3. 認定申請:設定した目標をSBTイニシアティブに申請し、審査を受けます。この過程では、目標の科学的根拠と実現可能性が評価されます。
  4. 実施計画の策定と実行:認定後、具体的な削減計画を策定し、実施に移します。これには、エネルギー効率の改善、再生可能エネルギーの利用拡大、供給チェーン管理の最適化などが含まれることがあります。

このプロセスを通じて、中小企業は持続可能なビジネスの推進者としての地位を確立し、将来的には環境負荷の低減によるコスト削減や新たなビジネスチャンスを享受することが可能となります。

上記の作業について、排出量の算出ツールの導入なども含め、当社にてすべてサポートいたします。

補助金の対象に

自治体にもよりますが、認定取得の経費などについては補助金が支給されます(神戸市は期間を区切って補助を出しています)。また、その他のGX関連の取り組みに対して補助金が支給されることもあります。融資を受ける際にも有利になるなどメリットがたくさんあります。

お問い合わせ

まずは、お気軽に当社まで、「チャット」か「メール」にてお問い合わせください。

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