自民党・杉田水脈前衆議院議員が次の衆議院選挙に出馬しない意向を党幹部に伝えた自民党の杉田水脈前衆議院議員が、今月27日に投開票される衆議院選挙に出馬しない意向を固め、党幹部に伝えたことが明らかになりました。
比例代表での立候補を断念
杉田氏は前回の衆院選で比例代表中国ブロックから当選しており、今回も比例代表での単独立候補を目指していたようです。
山口県連が党本部に公認申請を出していましたが、最終的に杉田氏自身が出馬を辞退する意向を示したとのことです。
裏金問題の影響
杉田氏は派閥の裏金問題に関与し、今年4月に党から役職停止6カ月の処分を受けていました。
自民党が裏金に関与した議員らへの対応を厳しくする中で、杉田氏の立候補も困難との見方が党内で広がっていたようです。
今後の動向
党幹部によると、杉田氏は来年行われる参議院選挙への立候補を検討しているとのことです。
杉田氏自身も、これまでの取材に対し、衆院選に出馬できない場合は「あらゆる可能性を検討する」と政治活動を続ける考えを明らかにしていたようです。
自民党の対応
自民党は裏金問題に関与した議員らへの対応を進めており、12人を非公認としたほか、不記載のあった議員の比例重複を認めないなどの措置を取っています。
杉田氏の出馬辞退は、こうした党の方針に沿った動きとも言えるでしょう。