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兵庫県議会、斎藤元彦知事の不信任決議案が可決したら、どうなる?を解説。議会解散?知事失職?
2024.09.14
今、ニュースになっている、兵庫県の斎藤元彦知事に対して、兵庫県議会は、辞職要求に対して辞職しないようであれば、19日にも不信任決議案を提出するとのことです。
兵庫県議会議員全員が知事に対して辞職要求をしている状態ですので、その日のうちに可決する事となりそうです。
知事の不信任決議案が可決したらどうなる?
知事に対する不信任決議案が可決した場合、知事には2つの選択肢があります。
ひとつは、それを受け入れて失職。失職に伴って、知事選挙。
もうひとつは、議会を解散して、それに伴って、議会議員選挙。
いずれにしても、市民の信を問う形になり、もしも、結果が同じ(知事が失職し、その知事がその選挙で再選する、もしくは逆)場合は、2回選挙が行われる形になります。
要するにこんな感じ。逆も一緒。
知事が議会に不信任決議される→「はい、わかりました」と知事がやめる→選挙する→市民はやっぱりこの人が良いと再選させる→「議会のみなさ~ん、あなたたちの考え方、市民とかけ離れていますよ~、じゃぁ、解散!」となる。
兵庫県の斎藤元彦知事はどうする?
9月13日の会見では、議会の解散も視野に入れて検討するというコメントをしているようです。
まぁ、現段階では、そのような答弁になると思います。
しかし、本当にそれをして、議会側が市民に信任されるとなれば、斎藤元彦氏は再起不能でしょう。上の例で述べたことの反対になるわけです。
もしも、ワンチャンということを考えるのであれば、失職し、選挙しっかり説明をしたうえで、再選するほか方法はないと思います。もちろん、どこの政党も支援しないので厳しい選挙になるとは思いますが・・・
あのときに辞めておけばと思いますね・・・
あれから2ヶ月。もう、各政党は次の候補者を内定していると思います。都知事選挙に出たあの方も、もしかすると出られるのではないでしょうか?
芦屋市の高島市長ともYouTubeで対談してたりしていて、仲も良さそうなので、応援も入るでしょうし。Googleでその方の名前を検索しようとすると、兵庫県知事とサジェストされるという状態です。
そして、その方は就職されて、姫路支店に配属されていたようですので、兵庫県にえんもゆかりもない人ではないわけで、可能性はあるのですが・・・
一方で、これまで、兵庫県知事は、ず~~っと、自治省(元総務省)系の官僚あがりの人が続いています。
1970年就任/坂井 時忠/東大→内務省(警察係):この方は自治省系ではないかな~。
1986年就任/貝原俊民/東大→自治省
2001年就任/井戸敏三/東大→自治省
2021年就任/斎藤元彦/東大→総務省(自治省系)
この状態から、変わるということは良いかもしれませんね。
まとめ
今回の兵庫県知事の不信任決議案は、地方政治の重要な分岐点を示していると言えます。知事に対する辞職要求が県議会全体から出ている状況は、兵庫県政における信頼関係の崩壊を象徴しています。
今後、知事が議会の解散を選択するのか、それとも辞職して再選を目指すのか、いずれにしても県民の判断が問われる選挙が実施されることになります。このプロセスを通じて、兵庫県民がどのようなリーダーシップを求めているのかが明らかになるでしょう。