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甲斐拓也がFAで巨人入りへ。FAランクは?補償はどうなるのか?人的補償?金銭補償?
2024.12.17
ソフトバンクの名捕手、甲斐拓也選手が巨人入りを決断したというニュースが野球界を驚かせています。この移籍について、甲斐選手の経歴や成績、そして巨人での展望を交えながら詳しく見ていきましょう。
甲斐拓也選手のプロフィール
甲斐拓也選手は1992年11月5日生まれの32歳で、大分県大分市の出身です。身長170cmの右投右打の捕手で、ソフトバンクホークスで長年活躍してきました。
甲斐選手は小学校1年生の時に3歳年上の兄の影響で野球を始めました。
高校は大分県の楊志館高校に進学し、ここで捕手へ転向しました。2年時から正捕手を務め、3年時には春から夏にかけて25本塁打を放つなど、高校通算40本塁打を記録する強打者でした。しかし、甲子園出場の夢は叶わず、3年夏の大分県大会1回戦で敗退。
その後、プロ野球選手になることも考えていなかった甲斐選手でしたが、高校の監督の働きかけでソフトバンクのスカウトの目に留まり、2010年のドラフト会議で育成6位指名を受けました。
プロでの経歴と成績
甲斐選手は2011年にソフトバンクに入団し、背番号130で育成選手としてスタートしました。その後、着実に実力をつけ、2013年に支配下選手登録されました。2014年6月7日の対広島東洋カープ戦で一軍デビューを果たし、以降、チームの正捕手として守備力と打撃力を評価され、チームの主力選手として活躍してきました。
2017年には、103試合に出場し、打率.232、5本塁打、18打点を記録。同年の日本シリーズでは、育成出身選手として初のMVPを受賞し、ゴールデングラブ賞とベストナインも獲得しました。2018年には、133試合に出場し、盗塁阻止率.447を記録。日本シリーズでは6連続盗塁阻止の新記録を樹立し、再びMVPに輝きました。
2024年8月31日、対千葉ロッテマリーンズ戦でプロ通算1000試合出場を達成。これはプロ野球史上534人目であり、育成出身選手としては史上初の快挙です。
同年は119試合に出場し、打率.256、5本塁打、43打点の成績を残し、チームのリーグ優勝に貢献しました。
その卓越した守備力と強肩から「甲斐キャノン」の異名を持つ選手です。
甲斐選手は、その強肩と素早いスローイングで知られ、盗塁阻止率の高さが際立っています。また、リード面でも投手陣からの信頼が厚く、チームの要としての役割を果たしています。さらに、2017年から2022年まで6年連続でゴールデングラブ賞を受賞し、守備力の高さが評価されています。
甲斐選手のこれまでの実績は、育成出身選手の成功例として、多くの若手選手の目標となっています。今後もその活躍が期待される選手です。
また、甲斐選手の実力は日本代表でも認められ、2019年のWBSCプレミア12や2020年の東京オリンピックで金メダルを獲得しています。育成選手出身でありながら、日本を代表する捕手として国際大会で活躍したことは、彼の実力の高さを示しています。
巨人入り
2024年12月16日、甲斐選手が巨人への移籍を決断したことが明らかになりました。FAで巨人に移籍する捕手としては、2014年の相川亮二選手、2018年の炭谷銀仁朗選手に続いて3人目となります。
甲斐選手は11月30日の時点で巨人と直接交渉する意向を示しており、「なるべく(決断を)延ばしたくはない」と述べていました。この発言から、巨人への移籍を真剣に検討していたことがうかがえます。
巨人に移籍することで、甲斐選手はどのような立場になるのでしょうか。巨人には既に大城卓三選手や岸田行倫選手といった実力派捕手がいるため、レギュラー争いは激しくなることが予想されます。
しかし、甲斐選手の豊富な経験と実力、そして日本代表でも活躍した実績を考えると、巨人の正捕手として活躍する可能性は十分にあります。また、ベテラン捕手として若手の指導も期待されるでしょう。
まとめ
甲斐拓也選手の巨人入り決断は、プロ野球界に大きな衝撃を与えました。育成選手からのし上がり、ソフトバンクの主力捕手として活躍してきた甲斐選手。
その実力と経験は、巨人にとって大きな戦力となることでしょう。今後の甲斐選手の活躍に注目が集まる中、ファンの皆さんは新天地での彼のプレーを楽しみにしているのではないでしょうか。巨人の捕手陣にどのような変化をもたらすのか、2025年シーズンの開幕が待ち遠しくなりました。
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