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第101回箱根駅伝予選会の結果

2024.10.19

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第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の予選会が10月19日、東京都立川市で開催されました。※順位表は、最後に記載しています。

参加校は43校、21.0975キロのハーフマラソン形式のコースは、陸上自衛隊立川駐屯地から立川市街地を経て、国営昭和記念公園まで続きました。当日は気温が30度近くに達し、10月としては異例の高温となる過酷な条件の中でレースが進行しました。

レース序盤から、留学生ランナーたちが先頭集団を形成し、スピードのある展開が繰り広げられました。最終的に日本大学のシャドラック・キップケメイが1時間58秒で2年連続の予選会トップとなりました。キップケメイは終盤まで粘り強い走りを見せ、他の留学生ランナーとの競り合いを制しました。日本人選手としては、中央学院大学の吉田礼志が1時間3分30秒でフィニッシュし、日本人トップとなりました。彼の安定した走りは、終始安定感を保ちつつもラストスパートで一気に順位を押し上げた結果となりました。

箱根駅伝の予選会では、各大学の10人のランナーの合計タイムで順位が決まります。今年の予選会で全体1位となったのは立教大学でした。立教大学は、全日本選手権の好成績を経て今大会でも安定したチーム力を発揮し、見事に3年連続で本戦出場を決めました。続いて、専修大学が2位に入り、これで2年ぶりの本戦出場が決定しました。山梨学院大学は5年連続、日本体育大学は77年連続という驚異的な記録で本戦進出を決めました。その他、中央学院大学(2年連続)、中央大学(8年連続)、日本大学(2年連続)、東京国際大学(2年ぶり)、神奈川大学(2年連続)、そして順天堂大学(14年連続)が本戦出場を確定しました。

特に注目を集めたのは、10位の順天堂大学と11位の東京農業大学の熾烈な戦いでした。最終的に、順天堂大学が東京農業大学にわずか1秒の差で勝利し、ギリギリで本戦出場権を手にしました。この1秒の差が運命を分け、東京農業大学は涙を飲む結果となりました。また、伝統校である明治大学や、11年連続で出場していた東海大学も予選会で敗退する波乱の展開となりました。

予選会の結果を受け、第101回箱根駅伝は2025年1月2日と3日に開催されます。今回の予選会を通過した10校に加え、前回大会で上位に入ったシード校10校が参加する予定です。さらに、関東学生連合チームがオープン参加するため、合計21チームが箱根路を駆け抜けることになります。この新春の駅伝は、箱根の風物詩として毎年多くの注目を集め、大学スポーツの中でも最大のイベントの一つとされています。

レース中の詳細な展開として、15キロ地点で立教大学がトップに立ち、その後ろには専修大学、山梨学院大学、日本体育大学、中央大学が続きました。15キロ通過時点での各大学の合計タイムは僅差で、10位以内に入るための激しい争いが繰り広げられました。東京国際大学や日本大学も上位集団を形成し、最後までどのチームが10位以内に入るかが分からない展開となりました。

最終的に10位争いを制したのは順天堂大学であり、その後ろには神奈川大学、東京農業大学、国士舘大学、明治大学が続きました。特に明治大学や東京農業大学は、予選突破ラインを目指して懸命の走りを見せましたが、結果的にはその目標にわずかに届きませんでした。10位と11位の差は、わずか1秒という極めて小さな差でしたが、このわずかな違いが本戦出場と予選落ちを決めました。

また、レース中盤から終盤にかけて、日本人トップの吉田が留学生ランナーに追いつき、競り合いを繰り広げました。中央学院大学の選手層は厚く、吉田の他にも複数の選手が好タイムを記録しており、全体的なチーム力の高さが光りました。彼らの強みは、単独の力ではなく、チームとしての連携と安定感にありました。

今回の予選会で敗退した大学の中には、次回の箱根駅伝へのリベンジを誓う学校も多く、来年以降の大会に向けた強化が進むと予想されます。特に明治大学や東京農業大学、東海大学といった伝統校は、次回大会での巻き返しに向けた厳しい練習が始まることでしょう。

総じて、今回の予選会は予想通りの結果を出した強豪校が多かった一方で、僅差での戦いが多く、最後の1秒まで勝負の行方が分からないという緊張感のある大会でした。特に気温が高く、選手たちは厳しいコンディションの中で走り切ることを求められましたが、それでも各校の実力がしっかりと発揮された大会となりました。

来年の本戦では、今回の予選を突破した大学だけでなく、シード校や学生連合チームも加わり、さらなる激戦が予想されます。新年を迎え、多くのファンが注目する箱根駅伝で、どの大学が勝利を掴むのか、そして新たなスター選手が誕生するのか、非常に楽しみな大会となることでしょう。

順位大学名本選出場記録
1立教大3年連続30回目10:52:36
2専修大2年ぶり72回目10:53:39
3山梨学院大5年連続38回目10:54:06
4日本体育大77年連続77回目10:55:58
5中央学院大2年連続24回目10:56:01
6中央大8年連続98回目10:56:03
7日本大2年連続91回目10:56:53
8東京国際大2年ぶり8回目10:58:53
9神奈川大2年連続55回目10:59:12
10順天堂大14年連続66回目11:01:25
11東京農業大11:01:26
12明治大11:02:24
13国士舘大11:02:40
14東海大11:03:39
15流通経済大11:05:11

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この記事を書いた人

研究所所長

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